2005年10月24日
シャルルマーニュの暗号
ZERROご存知シャルルマーニュ(日本ではカール大帝)は、西暦800年にローマ教皇から西ローマ皇帝の称号を得たフランク王国カロリング王朝の王で、アルクインなど学者を集めてカロリンジャン書体の統一をすすめ、カロリングルネサンスを推進した、書体の歴史の中でも重要な位置を占める人物です。
そのシャルルマーニュ作と言われる暗号を見つけました!
これは松田行正さんの「Zerro」という本に載っています。形の面白さを持つ記号群(記号、暗号、符号、文字など)総数121項を欧文に限らず世界中から集めてきて紹介している本です。怪しいものから奇妙なものまで、本当に面白い!この本を見ていたら何時間でも飽きずにながめていられます。
この暗号は「単アルファベット換字暗号」で、要するに1つの文字に1つの形を当てはめている作り方だそうで、15世紀になって2つの暗号アルファベットを1文字ずつ交互に適応してひとつの暗号を作る「多アルファベット換字暗号」が生み出されるまで使われていたそうです。
当然この時代はQuill(羽根ペン)で書かれていたはずで、その写本もきっとどこかに残されているのですよね。みなさ〜ん、実物を一目見てみたいと思いませんか?!
この暗号はどちらかと言うと、小文字体と言うよりもひとうひとつつながらずに書いていく大文字のような印象を受けますが、その書き順やセリフ、また文字のサイズやウェイト、ペンアングルや文字の傾きなど、一体どうなっていたのか興味がどんどん湧いてきます。
松田さんは一体どこからこの暗号をみつけて来られたのでしょう・・・・・
ちなみにこの本は装丁も変わっています。私が購入したのは黄色ですが、色は何色かあったようでした。本当におすすめの本ですよ!
mojitor-s
