2007年01月15日

北斎のひらがながき

北斎Artist Japanテレビのコマーシャルにつられて、DeAGOSTINIのArtist Japanの第1巻を買いました。1回目は葛飾北斎です。彼の大胆なデザインは何を見てもすごい、といつも感動するのですが、今回とっても面白い事をみつけました。


たかはしのふじ1それは、「たかはしのふじ」と言う版画です。1801年に制作されたそうなので、今から200年以上も前です。この頃、北斎はオランダから入って来た銅版画の精密な線や写実的描写を学び、遠近法や陰影を付けた立体表現を取り込んだそうです。




たかはしのふじ2
その、たかはしのふじの右上を見て、驚き!!
なんと、アルファベット風に見せるために、縦書きの名前(落款)を横にして書いているのです。「たかはしのふじ」というひらがなと、「ほくさいゑがく」と書いてあります。

これを見てとっても感動!北斎がアルファベット風にしようとしたところも非常に面白いのですが、実はもう一つ理由があります。

それは、昨年受講したBrody Neuenschwandar氏のワークショップでやった内容と同じだったからです!そのワークショップでは、まずアルファベットを縦書きに一筆で書きます。それからそれを横にしてみます。その形から発想を得て文字にしていくという進め方でした。

brody ws縦書き
2ヶ月経ったので何の文章を書いたかは忘れてしまいましたが、コーラペンで右から縦に書きました。ところどころ、サイズとウェイトを変えてコントラストをつけています。

brody ws最終課題
最終的にはここまで行きつきました。上の2行は縦書きを横にしたもの。次の2行は、ご存知ミロの文字の様なシンボル。そしてこの二つを合体させたもの(させようと努力したもの)が最後の1行。

たしか時間がなくて、あまり追求出来ずに書いたので、今見るとあまりうまく合体していないですよねー。


Brodyはプリンストン大学を卒業後イギリスで美術史の博士号を持っているので、もしかしたら北斎の「ひらがながき」を知っていたのかもしれません。

それにしてもカリグラフィーのワークショップで北斎とつながっていたことをやっていたなんて!

奥が深いな〜〜〜〜。

mojitopr-s   更新間近 きっともうすぐ!
モジトル・ウェブサイト



mojipower at 11:29 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 文字  | カリグラフィー

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