2007年01月23日

良寛の書


NHKで放映されている美の壷と言う番組が好きです。
なぜか見逃す事が多いので、良寛について放映したことは本屋さんで「良寛の書」を見つけるまで知りませんでした。

良寛の書

この番組の良いところは、鑑賞のツボを教えてくれるところ。良寛の書を鑑賞するツボは、すべてかなのように書く細い線、ずれとゆれを楽しむ、弱さに強さのある線をみる、という点だそうです。


そういえば昨年の冬に、良寛の生まれた土地、新潟の出雲崎に冬のさむ〜い時に訪れました。
出雲崎良寛生家良寛像








この時は時間もなく、良寛記念館に行かなかったのが、今になってみると残念!良寛の書を見る良い機会だったのにねー。

わざとバランスをくずしたり、ずらしたり、ゆらしたりして書いたものの中に、力強く微妙な緊張感がある、というのが良寛の書の魅力です。カリグラフィーにも通じるところがありますよね。

良寛は漢字かな交じり文を見事に調和させて書いたと言われていますが、その柔らかさや威圧感のない細く軽い文字は、中国の漢字の書道に比べると日本独特なのだそうです。

日本人が書く西洋のカリグラフィーには何か欧米の文化で作られたものとは違ったものが、備わってくるのかしら、といつも思いますが、カリグラフィーでも日本独特、というようなものがいつか出て来てくれるといいですよね。

ルーツを学んで、それを自分のものとして発展させ、更に余分なものはそぎ落として究極な形として完成させる。

それが文字を書く人たちが求めて行く究極の目的地でしょうか。

mojitor-s   
モジトル・ウェブサイト 




mojipower at 08:00 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ! 書道  | 文字

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この記事へのコメント

1. Posted by kemu    2007年01月24日 20:54
私も「美の壺」の大ファン。週末の夜、すてきなジャズのBGMを聞きながら、日本人の宝物をこっそりと教えてもらうようなそんな優雅さが好き。良寛さんは子供好きのやさしいお坊さんというだけの記憶。認識不足に赤面。
2. Posted by mojitor-s    2007年01月26日 22:19
kemuさん、書き込みありがとうございます。
美の壷は谷啓さんがいい味出してますよね。これからもいろいろな美術を紹介してくれるのを期待していましょうね〜。
本は他にもいろいろ出版されていました。古伊万里、盆栽、染め付けなどなど・・・。

ところで、以前「筆」をやったのですが、ご覧になりましたか?
私は見逃したのです!でも吉報です。デジタルの教育3チャンネルで1月28日の日曜日午後0時25分から0時50分まで再放送です。

詳細はこちらで見る事ができます。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20061208.html


楽しみにしてましょう!

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