2007年04月07日

寒色暖色

寒色暖色1
先日朝日新聞に、古代の日本には「白、黒、赤、青しか色はなかった」と書いてありました。

『古事記』には色は4色(青、赤、白、黒)しか出てこないそうなのです。そのことから、これが古代の日本の基本的な色彩感覚とされています。本当かなぁ・・・??
識別出来なかった訳ではないでしょうから、単に色の名前がなかったのかしら。これだけ季節や色に敏感な文化なのに不思議です。

でもよく考えると、この色って明暗と寒暖なんですよね。色相と言うよりも、その二つの観点から色を感じていたのかもしれませんね。

寒色暖色2寒色暖色3
いつも寒色暖色は何色から何色なんだろうと思っていました。

ヨハネスイッテンの色彩論によると、「黄色と紫の色相が一番明暗の補色同士であるけれども、それに十字に交わっている赤橙と青緑の組み合わせが、一番寒暖を表している両極」と書いてあります。

そして、黄色〜赤紫までが暖色、黄緑〜紫が寒色と書いてあります。でもこの分類は非常に紛らわしく、対比によってかなり違って感じるそうです。色とは大体において、対比によってかなり変る相対的なものですよね。以前、何かの本には緑はあまり温度を感じない色、と載っていました。他の色との組み合わせで、緑は寒色として感じる場合もあるのでしょう。

印象派の画家たちは空と大気の冷たい透明なブルーを寒色、暖かい太陽光線を暖色として寒暖の色調変化によって色を巧妙に使ったそうです。

普段寒色、暖色と考えて色を使うことがないので、そういう見方で選ぶのも面白そうですね。

mojitor-s     明日はモジトルワークショップです!ご参加の皆様、お楽しみに!



mojipower at 17:47 │Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!   | アート

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この記事へのコメント

1. Posted by 小林 章    2007年04月10日 19:49
黒と白の世界で働いている小林です。おじゃまします。前にこんな話を聞いたことがあります。
「一般的に青は寒色と言われているが、青森県の人を対象に調査したら『暖かい色』というイメージを持つ人が多かった。その理由は、長く続く鉛色の冬空が晴れて青空になるのが春の兆しだから」
どこで聞いたか忘れちゃったし、真偽のほどは分かりませんし、その調査に使った色の明るさなどによっても印象は変わると思いますが、けっこう好きな話です。青森ほど雪深くないけど、新潟市に育った私は、分かるような気がするからです。
子供の頃、小学校の木造校舎の窓から雪の降る空を見上げて「雪は、空にあるときは濃いネズミ色に見える。でもそれが落ちてきて校舎(木造なので焦茶色)が背景になると白くなるのはなぜだろう」と不思議に思っていました。
おじゃましましたー。
2. Posted by mojitor-s    2007年04月12日 10:23
寒い地方の人にとって、青空の青は暖かいイメージというお話、素敵ですね〜。なんだかこちらも暖かくなります。

昨秋来日したブロディ・ノイエンシュヴァンダー氏の「COLOR」というワークショップで、彼はクラスの冒頭でこう説明してくれました。「色とは文化によって、時代によって、地域によって、そして人の好みによって印象がかわるもの。色をシンボルとして使うよりも、どこにどの色を置くか、目がどう動いて色をとらえて行くかというコンポジションと共に考えることが、イメージや感情をより鮮明に伝える有効な手段となる。色は単独で考えるのではなく、コンポジションと共に考えよ。」

あたりまえの事ですが、安易に考えてしまいがちな言葉と色の基本的な考え方を教えてもらった気がしました。

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