2007年11月21日

うさぎさ〜ん!背面禁止ですよ!

チラシサントリー美術館に鳥獣人物戯画絵巻が・・・それも京都の高山寺に所蔵される甲乙丙丁四巻に加え、文蔵される断簡、模倣類も
合わせてという豪華な顔ぶれ・・・。

もともとは、セットではなかったようで、改変を経ての今の姿のようです。しかも、もとは一部であったと思われる断簡や、オリジナルには出てこない場面のある模本を同時に見られるので、オリジナルの繋ぎの不自然さや、本当はこんな場面があったのかも・・・?等々、今回は、ほぼ全貌を把握できる展示になっているようです。
日曜日には、特別レクチャーがあり、学習院大学の佐野みどり教授から絵巻についての興味深いお話しを聞くことができました。絵巻(12〜13世紀中頃)に出てくるシーンが、12世紀に作られた「信貴山縁起絵巻」のシーンと似ていることなども初めて知りました。私達が良く知っているのは、うさぎと蛙の出てくる「甲巻」ですが、他の乙、丙、丁はタッチの違い、書く対象の違いなど・・・全然知らないことだらけでび、び、びっくりでございました。
また、絵巻では、登場人物の視線が見る側の進む方向を決めていきます。たいていは、
左へ左へと視線が続きますが、時々右を見ているのもあり、そこで見る側は行ったり来たりを
楽しめるのだそうです。巻物ってだから見易いんですね。

背面飛び込み佐野先生が大好きだと説明してくださったシーン。
絵巻の最初の最初です〜!
ほら!うさぎさんが・・・、鼻をつまんで背面ジャンプで飛び込み
するシーンなんですって!おかしすぎます〜。
監視員さんがいたら即笛で「ピー!キケンですから背面禁止!」
ってしかられそうでしょう〜!?私も大好きになりました。

反則こっちは、何か最近話題になった
反則?!
抱きかかえて・・・ぉお〜うさぎさん耳かじられてますから・・・。
いいのか・・・反則負けでも・・・。
しかも蛙にやられるなんて。



効果線これは、模本(長尾家旧蔵本)のあるシーンです。
オリジナルにはないシーンだそうです。
しかもなぜか顔に朱が塗られている・・・面白いです。
一番衝撃なのは、このジャンプの瞬間を捉えている効果的な
線〜!16世紀(室町時代)の作らしいですが、ヨーロッパでは
遠近法に忠実に描かれている頃、日本では既にアニメの
ように動きというか時間というか、とにかく瞬間を表現する線を
加えているんです。イケテますよねぇ〜。何て生き生きしている
のでしょう。

人物ちなみに「丁巻」です。
最初から最後まで人間だけが描かれて
しかもラフなタッチです。ゆる〜い感じでいいですね。

エコバッグ図録はエコバッグつきです!
いつでもどこでも鳥獣戯画
と一緒です。

貴族の平安時代・・・という印象がありますが、いやはや、その大らかなこと・・・。
cool Japanは昔から・・・ですね!

11月3日〜12月16日 サントリー美術館 http://www.suntory.co.jp/sma/
うさぎさんの背面ジャンプは11月26日までの公開で、28日からは反則負けのシーンになります。

mojitor-h   モジトル・ウェブサイト

 



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