2008年05月08日

アンジェリーナ

アンジェリーナ―佐野元春と10の短編
アンジェリーナ 佐野元春と10の短編 / 小川洋子/[著]残念ながら、佐野元春さんの歌は聴かないが、
こんなお話しが生まれるのかと、とても興味深かった…。
この週末は、小川洋子さんの本を2冊読んだ…。小川さんの書く言葉は、全て私に入ってくる。
とてもとても好きな作家さんだ…。安心して読んでる。

1.アンジェリーナ 君が忘れた靴 2.バルセロナの夜 光が導く物語 3.彼女はデリケート ベジタリアンの口紅 4.誰かが君のドアを叩いている 首にかけた指輪 5.奇妙な日々 一番思い出したこと 6.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 水のないプール 7.また明日 金のピアス
8.クリスマスタイム・イン・ブルー 聖なる夜に口笛吹いて 9.ガラスのジェネレーション プリティ・フラミンゴ 10.情けない週末 コンサートが終わって

佐野元春さんの歌詞の後に小川さんの小説が続く…。歌は、少しリアリティを含むと…個人的に受け止めるが、小川さんの小説では、日常の歪みみたいなものに遭遇する。とても危うかったり、とても恐ろしかったり…そしてあまりに美しかったり…。それでもどこかに救いがあって、何かに気付かされる…。「誰かが君のドアを叩いている」で、主人公の女性は、最初に左足の記憶を失う。女性は
不思議な温室で身体の記憶を失いながら、そこで出会った男性のもとですの姿を受け入れていく…。小川さんの小説では身体の一つ一つが消えていくお話しが他にもある。そんな奇妙な…と
思う反面、見える物の記憶はあいまいなのかもしれないと思い直す…。BUMP OF CHICKENの Supernovaでも熱が出たりすると自分の身体に気付くということを歌っている…。
何だか得体の知れない素敵さだ…。

貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

ロマノフ王朝の話しが絡んで不思議さを紡いでいく…。
こちらも、現実なのかそうでないのか…何が本当で、別に
本当でなくてもいいのか…。

不思議な世界…。
どうしてこんなにも淡々と長編で書いていけるのだろう…。

自分の住んでいる世界とは別の時系列で存在している人達が
それでも、本当は自分も同じ時間に生きているのかもしれない…
と心地良い思いを自分の中に蓄積できる…。

身体は疲れていたけど、小川さんの本を読んで心がゆっくりできた…。
そんな週末でした…。

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この記事へのコメント

1. Posted by あさ    2008年05月08日 23:37
佐野元春さんといえば、
昔「ミスDJリクエストパレード」という
ラジオ番組あって、よく流れていましたね。
「アンジェリーナ」「ガラスのジェネレーション」
かっこいいなぁ、と思いました♪
2. Posted by kemu    2008年05月09日 16:00
私も小川さんの作品は好きです、「やさしい訴え」にはカリグラファが出てきますよね、その細かい描写から察するに、彼女のお知り合いの中にカリグラファがいるに違いないと思っていますが。
3. Posted by mojitor-h    2008年05月09日 22:33
あさ さん

つい先ほど、moraで全ての曲(一部ですが)の視聴をしてみました〜!
とても軽快で、佐野さんの声というのはミョ〜ンって
伸びるんですねぇ〜!!かっこええです!

最近はTVを見ることはあまりなく、自宅で作業している時はいつもj-waveです。なので自然と聴く音楽もj-wave派?流れる曲と流れない曲がはっきりしてますよね(笑)。Leona Lewisのアルバム買おうかな?声がめっちゃいいです!

話しが逸れました…。
4. Posted by mojitor-h    2008年05月09日 22:40
kemu さん

そうでしたね。カリグラファが主人公なんて…読んでいて凄く驚きました。結構危うい人生の主人公なので、
カリ人と結びつけずらく…(笑)。どなたにカリ世界の
お話しを聞かれたのでしょうねぇ〜。そっちに興味深々ですぅ〜。

「ブラフマンの埋葬」では、碑文彫刻師(名前は無し)が出てきますが、これもカリの世界に近い感じで、
「ひぶんちょうこくし」という響きにグッときました!

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