詩
2007年04月08日
金子みすゞと著作権

7月に教室の作品展があり、そこで金子みすゞの詩を書きたいという方がいらっしゃいます。この本は、対訳本となっていて、カリグラフィー作品を書くにはとても役に立ちます。
金子みすゞ童謡集Something Nice
ただ、いつも頭を悩ませるのは、著作権。日本では死後50年経つと著作権が切れて自由に使えるとされています。(このところ欧米の様に70年したらどうか、という考えもありますね)
金子みすゞは1930年に26歳という若さでこの世を去りましたので、著作権はないと思いましたが、英訳されている場合は訳者の許可を得なければなりません。そこで出版社に問い合わせましたところ、とても丁寧にお答え頂きました。
現在読まれている金子みすゞの詩の8割以上は、生前未発表であり、『金子みすゞ全集』(JULA出版局)の出版によって、はじめて世に送り出されたものであるそうです。作家没後50年経過という理由から、現行の著作権法では保護対象外となっていますが、「金子みすゞ著作保存会」を設立して、作品の使用に際して、その質が損なわれることのないよう、また詩人の人権が侵されることのないよう、最低限のこと(作品を間違ったかたちで使用しないこと、それが金子みすゞの作であることを明らかにすること、転載元になる出典をはっきりと明記することなど)を守ることを保存会はお願いし、金子みすゞ関係の写真資料等もすべて預って、管理しているのだそうです。
商品や宣伝物等に使う場合にのみ作品使用料を支払うそうです。それは金子みすゞ記念館の設立や展覧会の資金など、すべて金子みすゞの顕彰のために役立たせているとのことでした。
50年経ったら自由!と思っていましたが、こういう例もあるのだな、と思いました。出版社に尋ねて本当によかったです。
金子みすゞさんの詩を書いてみたいと言う場合は、どうぞ参考になさって下さいね。
mojitor-s
2006年05月29日
小菊集
友人の義理の祖母、せいさんが亡くなった後、せいさんのお部屋を片付けていたら、生前、ノートに書きためておいた俳句や和歌が出て来たそうです。
生きている頃、そんな趣味があった事は家族の誰も知らなかったそうで、皆一様に驚きました。そして息子さんがこれらをワープロで打って簡単な小菊集を作り、親戚へ配りました。
カバーはこれはなんという物なのでしょうか、穴の開いた薄いメタルで(一体どこでこういう物をみつけるのか!?)そこにトレーシングペーパーが重なっています。バインディングは、メタルに開いている穴を上手に使ってとじてあります。
固いマテリアルなので、ちゃんと開くのかな?と思ったら、そこはプロの手仕事!ページの部分と本体はトレーシングペーパーでつながっているので、ハードな外側なのに綺麗に平らに開きくことができるのです。
半透明な柔らかさとシルバーなメタリック。
作家からのメッセージに、「本を手にした時にせいさんの声が聞こえるよう、また歌声を閉じ込めないよう、透明性の高いトレーシングペーパーと穴のあいた金属を使った」と書いてあります。
こうして素晴らしい作品となった小菊集、友人に6月に入ったら渡す事になっています。喜ぶ顔が早く見たい!と今から楽しみにしているmojitor-sでした。
mojitor-s
もうすぐ更新モジトルウェブサイト
