テクニック
2008年03月19日
フリーズドライな下地
みなさま、よ〜く見てください。
よ〜く見ると何やら模様が浮かび上がってきます。来るでしょ?
これは今日、札幌のhisayoさんが作って来て見せてくれた下地なのです。
いえいえ、本当はアイスクリスタル技法だそうです。・・・あんまり変わんないか・・・


作業は、屋外でウォッシュしたらそのまま数時間凍らせて完全に乾燥させます。そうすると凍って乾いたところには、結晶の模様が残るのです。
だから、東京などではとてもやりたくても出来ないテクニックなのです!
たとえ寒くても雪
が降ってもは出来ないし、多少寒い位では、朝日とともに溶けてなくなってしまうのです。極寒でなければ出来ません。以前私も試してみたくて、冷蔵庫の冷凍室でやったことがありました。透明水彩絵の具で色づけした紙を冷凍室のトレイの上に並べて凍らせました。確かに凍ると結晶のようにとてもきれいに模様がでるのですが、冷凍室から出すとすぐに溶けてなくなってしまいました。そこで、何日も放ったらかしにしてみたら、ある日乾いて模様がちゃんと出来ていることに気がつきました。要は凍らせて乾かすというのが肝心らしいです。
繊細な模様がお出ましになります!
まだ零下になる北の方々、是非お試し下さい。
フリーズしてドライが肝心よ〜

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2007年12月04日
クライスターパピア
12月2日の日曜日・・・。この日はクライスターパピアのWS です。
Kleisterpapier(ドイツ語/Klesister:糊/Papier:紙)は、カリ人にはpaste paperとしてお馴染みの
技法ですが、私たちが学んできたのはわりとカジュアル?アメリカ人にデモを見せてもらった
人は、小麦粉+水で温めながら糊を作ったかと思います。多くは、もっと手軽に障子糊で行っていますね・・・。
今回初めて、小麦デンプン糊で作業をしました。そして講師は、ドイツで技法を学んだ寺園さん
です。
寺園さんは、双子ちゃん!妹さんの森住さんとツヴィリンゲ(ドイツ語で双子を意味する)というユニットを組んで、これから活躍する未来ある若い(そのうえ可愛い)アーティストさんです。
小麦粉は、デンプンを含めて他の成分も入っています。小麦デンプンはいわゆるデンプンを抽出したもの。国内では正麩糊として売られています。説明によると障子糊は、
粒子が細かい(もともとが和紙に使うため)ので、小麦デンプンの方が粒子が大きく、大きい方が紙につきやすいそうです。また片栗粉、コーンスターチなど糊になるものはありますが、小麦デンプンが一番柔かく、劣化が遅いようです。そもそもヨーロッパの伝統ですから、やはりその時代(17世紀〜18世紀)の紙やその土地で採れるもので出来ているのですね。
糊はその日できたものではなく、一日置いた方がよいとか。そう言えば、ガッシュも一日前に
作っておくのが良いと聞いたことがあります。何でも付け焼き刃ではいけないのですねぇ〜。
スタジオの1階で糊作りのデモを見せて頂き、これは分けて参加者がお持ち帰りとなりました。
WS には前もって作ってくれた糊を使用!12月1日付け、11月30日付け・・・それぞれ固さが違っていました。糊はすでにウイロウのような固さになっていて驚きでした!(片栗粉は蒟蒻みたい)
今回は使用しませんでしたが、模様をつける木型も展示してくれました。
早速デモです!最初の最初・・・基本は、規則性!これは、ドイツのヘルンフート派という修道院で発展した技法が定規など使わずに美しい規則性ある模様が重要な位置を占めているからです。
寺園さんの手に注目!紙に押し付けている筆の開きがすごい!これは結構強く押し付けています。そして一定のリズムが重要になってきます。自分でやってみて初めてわかることでした。
この日は、山崎製本教室の生徒さんを中心にやってもらったので、山崎先生も参加!はまっていますねぇ〜!
道具も筆、指、カルトン・・・この三種類のみで無限大の模様が作れるという内容です!
素晴らしい〜!この指で行うのに糊の柔かさ、滑らかさがいかに重要かと納得しました。
寺園さんの思いもそのようで・・・いかに心地良く作業をするかにとても気を配ってくれていました。

Yさんの作業はすご〜い!
筆の滑らかな後が残る模様も
とても美しい〜。
山崎先生の親指はみんなより大きいし、すごく反る!ので、ほら〜こんな
模様・・・。サム君柄の出来上がり!
作業の合間にクライスターパピアをどう製本に使ったかを見せてくれました。
なんてきれいなんでしょう〜。見返しにも使ってみたいです〜!製本用の今回は紙も
カリとは違い、クラフト紙なんかが中心でした。美しいサンプルにもみんなため息です!
こうして一日はあっという間に終わりました・・・満足、満足!
障子糊のものと違って、さわり心地が良く、とても楽しかったです。勉強になりました。
この優れた小麦デンプンは、今後ツヴィリンゲさんで取り扱っていくそうです。早くHPが出来るのを
楽しみに待ちましょう〜!他のお店で手に入る正麩糊よりも白土(白い成分)の数値が高いそうです。スタジオアートアンドクラフトでは、来月カリ人さんたちように同じWSを開催します。(紙は
かわると思います)
詳しくはこちらへお尋ねください。http://sac-gac.seesaa.net/
ツヴィリンゲさんとはちょっとお仕事で知り合いましたが、素敵な方達で・・・出逢いっていいですね。
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2007年08月29日
熱いパッションin九州!
ここは九州、福岡にあるスタヂオ・ポンテさんのお教室。
先週の日、月に福岡へ
ワークショップを教えに行って参りましたスタヂオ・ポンテは、九州の地でカリグラフィー活動をしている初島さつきさんが主催しているカリグラフィーグループです。
ここポンテのスタヂオの床は国産杉の無垢板が張り詰めてあり、素足でとても気持ちがよいのです! 壁は和紙が貼ってあり、体に優しいスタジオなのです。
今回のワークショップはアクリル絵の具で下地を作ろうというもの。本来2日間のものを大急ぎの駆け足で1日にまとめて行ないました。
和紙の色付けでは、楮の和紙は全く問題ありませんが、濡れると弱くなる半紙にはみなさん悪戦苦闘。
でもこのぼろぼろさが芸術!何か訴えかけてきますですね。
これで何を作るのか、S嬢の腕のみせどころです。今後の創作を楽しみにしていましょう


九州の方たちの熱いパッションを感じさせる素晴らしいワークショップでした。おしゃべりも楽しく、出来上がりも見事です。今回のテクニックを使用してどんな作品がこれから出来上がるのか、本当に楽しみです。
今回の旅(実は九州初上陸!)では美味しい物をたくさん頂きました。
トリの水炊き、念願のチャンポン、お蕎麦におウドン。しっかり高菜とめんたいこも購入。美味しかったです
。また絶対行きたいと思います。是非呼んで下さいね〜!!
明日は銀河荘のご報告!(さくらとトラ子も出演します)
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2007年06月18日
びりびり
作品展が近づくと、机の上は散らかり放題となり、画材や道具や資料などが散乱し放題。
今日はこんな風にびりびりが山盛り状態です。
作品が出来ずにキィーッと当たり散らして破いたのではありません。
カッターで切るのと違って、手でやぶるととても柔らかい境界線が出来てよいのです。紙の目によって破りやすい方向とそうでない方向がありますから、ぎざぎざにしたいのか、割とまっすぐな線を出したいのかによって、破る方向を変えます。
今回使用している紙は、アルシュ・テクストウーヴとファブリアーノ・イングレス(アングレ)です。この紙は破った感じがとてもびりびりになって良いのです。
さて、今回は多分額装の時間がなさそうなので、じゃじゃ〜ん、あの手を使おう!
そう、「あの手」とは「パネル張り」。
水張り用の板に直接作品を貼って仕上げる方法です。
安上がりで額装の時間を省けるという利点がありますが、マットがない分、周りを囲むものがないので、飾った時に後ろの壁が白だと、ぼける場合が出てきます。また、保護するものがないので、汚れたりほこりが付いたりして、長く飾る事には適していませんね。
それでも、今回は経済的、時間的節約のため、その手を使うしかな〜い!
そうだ、そうだぁ〜!使っちゃうしかなーい!もう時間がないのだ〜!
それにはまずきれいに貼る所から頑張らないといけまへん。書いてから貼るのはうまく行かない事が多いので、先に貼ってパネルのまま作業する事にします。
がんばりま〜す!
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2007年04月29日
カリカリ スクラッチ!
「カリグラフィーのためのアート&ドローイング」クラスでスクラッチの技法を習いました。
スクラッチボードにはいろいろな種類があって、前回は普通のボール紙でしたが今回はCopperに挑戦です。
そうすると表面の黒がはがれて下の銅が見えてくると言うしくみです。
紙のボードとは違ってかなり細かい線まで表現できるので、結構はまってしまいます。今回は、先生が持って来て下さった動物や植物の写真からインスピレーションを得て、デザインを考え、そのあとで文字をいれました。
カリカリに時間はかかるのですが、おしゃべりしながら黙々と手を動かすのがなんとも楽しい。バラの花びらの陰影、ベリーの一粒の立体感、そしてたんぽぽの綿毛。
カリカリと音が聞こえてきそうですね。
カリグラフィーは文字を扱うので、基本的には文字をのせる対象は何でも。道具や画材との相性を考えてチャレンジするのはとても楽しいことです。
この「カリグラフィーのためのアート&ドローイング」クラスはいつからでも入れます。
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2007年01月10日
フォロンの水彩
白山の教室でやっている羽賀先生のドローイングのクラスでは、最近はフォロン(Folon)の水彩がテーマです。
ドローイングクラス
フォロンはベルギー人の作家です。昨年亡くなりましたが、水彩絵の具を使った絵が有名ですよね。水彩画だけでなく彫刻やポスターなどのグラフィックデザインでも活躍しました。
フォロン
フォロン財団
クラスでは、先生の持っている画集をもとにどの色を使っているのか、どんな順番で色を付けているのか、どんなテクニックなのかなどを探って試してみます。
一見シンプルそうな画面ですが、実際はとても緻密なテクニックが必要なのしょう。水彩絵の具はとっても難しい。
あんなにきれいなグラデーションはどうやっているんでしょうねぇ。
一番最初にやったものは、フォロンには似ても似つかない世にも恐ろしいものになってしまいました。(そんな作品でも先生は良いところを探して褒めてくれるので、もう恥ずかしい〜〜)
去年の最後にやったクラスでは、水彩にコラージュを組み合わせました。これに文字を入れていこうと思っています。
文字だけを水彩でやったらどうなるかな、と試したのがこれ。
ますますフォロンからは遠ざかったいきますが、微妙な色合いや文字を際立たせるために作る輪郭など、練習になります。
でも、やろうと思った時には出来ないのに、適当にやった時に出来ちゃったりして、どうしたら良いでしょうねぇ。
きれいな色の組み合わせにも惹かれますが、一発勝負の水彩の色の塗り方などが、出来ないけど楽しい。出来なさすぎて、すごく楽しい!
フォロンは作品の中に時々手書きの文字も入れています。なんとも言えない、すてきな文字ですよ。
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2006年10月12日
コラージュペーパー
先日文京シビックセンターのアトリエがどんな感じか試しに使ってみたくて、予約してみました。
せっかくなので「下地を勝手に作る会」にして、13名ほどで楽しい4時間を過ごしました。
講師はいないので、皆ひたすら自分が持って来たもので何かを作るという会です。でも、誰かが何か面白そうなことをしていると、皆近寄って行って参考にします。こういう会は、「あ、私もアレやってみよー」とさらにそのテクニックは進化していき、実に良い相乗効果を生むのです。
新聞紙をジェッソで貼って生乾きの時にはがしてイメージを転写するという方法です。はがすタイミングが重要でした。いろいろやって見事にできたのは、ブラビの顔だけでした。英字新聞をコラージュして、また上からジェッソを薄く塗ってみました。
何かに使えるかしら??こんなテクニックをやったんだという記録として残しておかないと、またすぐに忘れてしまいますので、作品まで発展出来なくても今回はよしとします。
でもいいのです。シワシワだろうとくちゃくちゃだろうと、貼ってしまえば紙だからなんとかなるのです。
そんな訳で大量に作った紙を持って返って、広げてみてはニコニコ。頭の中では構想がどんどん膨らみ、アンナこと、コンナこと、いろいろやってみた〜〜い!と、シワシワの紙の前で創造性一杯の幸せなひとときを過ごしています。
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2006年07月28日
ペーストペーパー
夏なのでペーストペーパーのワークショップです。
暑いと乾きも早いし、道具を洗ったり水を何度も使っても苦になりません。
大勢で作るから色数も豊富。みんなちょっとずつ違います。
こうして一日中夢中になって何枚も作ると、夕方どーっと疲れが・・・・・。でも出来上がった紙に満足満足!いろいろ出来たなぁ〜。
紙だけでも素敵ですが、これを封筒やカードに仕立てても楽しいのが、ペーストペーパーの良い所。どんなに小さくても何かになる!
さて、こうして作ったものは、実は来週から始まるアルファクラブ作品展にて販売の予定。(昨日mojitor-hさんがご紹介したカリグラフィー作品展です)
どんな物に変身して登場するでしょう。お楽しみに〜
mojitor-s モジトルウェブサイト あとちょっとで更新予定!
2006年05月30日
スパッタリング
下地を作る時のテクニックでよく使われるスパッタリング。皆さんは何を使いますか?
歯ブラシ派?それとも金網派?
私はこのスパッタリング用のツールを使います。名前は「?」わかりません・・・アメリカ製でKemper Toolと書いてあります。
アメリカの道具にはとても不思議な物がたくさんありますが、これはとても優れモノです。ブラシの横に針金が付いていて、まわしたブラシがそれに当たって絵の具が飛ぶのです。歯ブラシではここまで細かなスパッタリングにはなりません。非常に細かくピシピシと絵の具が飛んでくれます。
いろいろな色を重ねて使うと、ホラこんなに綺麗。乾いてから次の色をやっていくのがコツです。楽しくて、やり続けてしまいますね。
非常に小さな点が飛びますので、マスキングをしても、白ヌキがしっかり出来ます。
この道具には、ブラシの部分がもっと長いのもあって(もちろん持ってます!)広い部分をやるにはとても便利です。
アメリカ・オハイオ州にあるNational artcraft.comという会社でこの道具は扱っているようです。National Artcraft.com
カリグラフィー道具の通販、ジョンニールのカタログにもありますが、オンラインで注文出来るサプライの中にはなさそうなので、カタログを請求するとよいでしょう。
John Neal Bookseller
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